大阪の万博記念公園で開催されたロハスフェスタに出展してきました。

今までは、高速道路から遠目に眺めていただけだったあの顔。
出展準備を終えて、手みやげも持たずにご挨拶に伺う。
裏側から正面に向かって歩を進めた。

近づいても近づいても離れていく陽炎のように、距離は近くなるのだが存在が遠くなった。
その偉業を思い知らされた。

そして、正面からそれを見上げた。

あり得ないことだが、不思議と自然と調和しているような気がした。
ガウディ建築のことを思い出した。あの建築も自然とも調和がテーマらしい。

しかし、数秒後にやっぱり圧倒的な存在感で自然をねじ伏せているような気なった。

まさに、昭和の高度経済成長期の象徴のようだ。
コンクリートで固められて巨大な彫刻。
今の時代ならば、他の材料を使っていたのかもしれない。

あの岡本太郎の『太陽の塔』の制作に携わった人は誇りに思っているのだろうか。
裏側に回った時に
「あの太陽の塔のあそこの部分はおれが作ったんだぞ!」
なんだかそんか声が聞こえてきた。

まだまだ自分が爆発しきれていないことを思い知らされた。
そんな気持ちにさせてくれるチカラと挑発があの塔から感じる。

一寸法師の前に立ちはだかる鬼だ。
どうやって、あそのに辿りつこうか。

おそらく常識で物事を考えている限りはあの太陽の塔が眺める景色は見えない。

次に逢う時にはどんな会話ができるのだろうか。
待っていろよ!太郎!!

 

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