葉加瀬太郎さんのBest Acoustic Tour”エトピリカ”のコンサートを楽しんできました。

まだ、クラッシックまでは脚を踏み入れていないけれど、最近はポストクラッシックの音楽を聞くことが多くなってきた。

もしかすると、いずれはレコードをかけてどっぷりとクラッシックにひたっているかもしれない。

とても素晴らしいコンサートでした。
聴き終えた時の感覚は、ミュージカルや演劇を鑑賞した感覚にも似ていた。
まさにエンターテイメントだった。

全く音楽や楽器に関する知識はないけれど、かなり複雑で難しい楽曲なのだろうが、それを当たり前のように演奏する。おそらく、常人の想像をはるかに超える練習をしているのだろう。

基礎がとても大事だと聞いたことがある。
クラッシックバレイも基礎を何度も練習するらしい。
書道も昔の文字をひたすら真似するという。

木工はどうなのだろう?
木工の本場は、ヨーロッパ?日本?中国?
基礎とは?

こうして考えてみると、音楽や身体表現と木工とは少し違う。
言い方を変えれば、基礎がなくても独学で始めることができる。
そして、すべてが師匠になる。
カタチに関しては自然の造形物の美しさには到底かなわない。

現在、金沢21世紀美術館で開催されているガウディ×井上雄彦展でも、ガウディがいかに自然から造形のヒントを得ていたかが分かる。

人が作り出すものに感動する酔いしれる、それを作り出すためには、たくさんのことを見て聞いて味わって触って感じて考えなければならない。

基礎がないということは、身の回りに起こるすべてのことを意識して感じなけれいけないのかもしれない。

日本画家の千住博さんのお話を聞いた時に、まさにその研ぎ澄まされた感覚で生活しているような人なのだろうと感じた。

その見え方、感じ方ができれば、世界が光り輝いて見えてくるかもしれない。
千住博

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