Miyabowは、箸を使うことを諦めてしまった方に、
もう一度、希望を持ってもらいたいという思いから、
福祉用の箸を2010年より福井県で制作しています。
ライフワークとして、箸職人の経験を活かして、
食事を支える木の道具も制作し、全国の百貨店やギャラリーで、
箸や食器を中心に展示会を行なっています。
手が不自由になり箸をあきらめた人にとって、
「いただきます」「ごちそうさま」は、どんな感情で表現する言葉なのでしょうか。
もしかすると、それは味気のない食事が始まる合図なのかもしれません。
食べることをあきらめたときに出てくる、ため息混じりの意思表示なのかもしれません。
私には忘れられない「ごちそうさま」があります。
それは、ある人のために初めて箸を作ったときのことです。
その人には生まれつきの障がいがあり、箸をうまく使うことができませんでした。
私は何度もその人のもとへ通い、手の動きを観察し、一膳の箸を作りあげました。
できあがった箸は、売りものになるようなものではありませんでしたが、
それでも、料理をつまんで口に運ぶことができました。
その人はごはんを食べ終えて、笑顔でその一言を私に伝えてくれました。
「ごちそうさま」
その一言は、自分のもっている技術が誰かの役に立つことを教えてくれました。
あの日、初めて作った箸と情熱は、いまでもMiyabowの箸に受け継がれています。
2024.12.09 | Miyabowプロモーションビデオ完成のお知らせ |
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2024.06.28 | ラジオ番組出演のおしらせ TOKYO FM 「JA共済 にほんのたから ちいきのきずな」 |
2023.05.27 | 新聞掲載のお知らせ |
2023.05.25 | 新聞掲載のお知らせ |
2023.05.12 | Web Japan にて福祉用箸が紹介されました。 |
2025.01.08〜2025.01.14 | 大丸神戸店 宮保克行 展 |
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2025.01.22〜2025.01.28 | JR名古屋タカシマヤ |
2025.02.12〜2025.02.18 | 横浜タカシマヤ |
2025.03.19〜2025.03.25 | 星ヶ丘三越 |
2025.04.09〜2025.04.15 | 西宮阪急 |