日本クラフト展に出展していた『雲の椅子』がふるさとに帰ってきました。
送り出すときに、
「これからは、その場に行って僕がお前の説明をしてあげることは出来ないから、お前独りのチカラでどこまで人に感動を与えられるかだからな。独りで頑張ってこい!」
そう声をかけてあげたことを思い出す。
梱包をひらくと、一人前になって帰ってきた『雲の椅子』とクラフト展で使用されていたキャプションが
授業参観のように、我が子の勇姿を実際に見に行くことができなかったので、このキャプションが頑張ってきた勲章をつけて帰ってきたように見えた。
シールが3つ。
展示会などに行くと、売れた作品のキャプションに貼ってあるあのシールだ。
そして、その横には「完売」という二文字。
神様が新年のお祝をくれたのだろう。思わずガッツポーズが出た。
「よく頑張ったな。」
この『雲の椅子』には説明はいらない。
親元を離れて、一人前になって帰ってきたことが嬉しかった。
『雲の椅子』は世界にも通用すると信じている。