個展の全貌が見えてみました。

今まで彫ってきた『祷』は全て地蔵菩薩です。皆さんがよくご存知、頭がつるつるの「お地蔵さん」
地蔵菩薩は、お釈迦様がいなくなった地上に現れ、弥勒菩薩が次の救世主として現世に降臨するまでの56億7000万年の間を、死者の魂が成仏できるよう心の平安を与え続ける任務を負っています。親類縁者が途絶えてしまい、誰も顧みることのない無縁仏を供養するのもこの菩薩の役目です。
このように、地蔵菩薩は最も弱い立場の人々を最優先で救済する菩薩であることから、古来より絶大な信仰の対象となりました。

その地蔵菩薩本願経には、二十八種利益と七種利益が説かれています。

そこで、今回は二十八体と七体のお地蔵さんにそれぞれ利益を持たせて展示します。

そして、もうひとつの流木仏『祈』をその数に合わせて二十八部衆と七福神いう仏さまとして展示します。

それぞれ、『祷』の利益の内容と一致する『祈』を組み合わせて『祈祷』とします。

全三十五組の『祈祷』を展示予定。場所の関係で数を減らすかもしれませんが、

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