今年は、見たい展覧会が目白押しだ。
1月 東京国立博物館『140周年 特別展「飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡』
〜2月 愛知県美術館 『生誕150年 クリムト 黄金の騎士をめぐる物語』
4月〜 京都市美術館 『ゴッホ展 -空白のパリを追う-』
なぜ、あのクリムトらしさが生まれてきたのか。その理由がはっきりした。
ポスターや雑誌の表紙のデザインを手掛けていたことが大きいのだろう。
画家とグラフィックデザイナーを融合させたような不思議な絵。
私も、木工家でありデザイナーのようなことをしている。
二兎追う者は、一兎をも得ず。
そうならないように、人の倍努力が必要か‥…
そして、今回の名古屋旅行のもう一つの目的はランチ。
昨年、愛知県のイベントで出逢ったフレンチのオーナーシェフ。
その人が新しくオープンするお店のお箸と箸置きを注文してくれた。
ずっと行きたいと思っていて、やっと行くことができた。
納品したお箸がどんな状態になっているのか正直言って不安だった。
しかし、納品した状態そのままだったことに本当に驚いた。
丁寧に手入れをして扱ってくれていたことが伝わってきた。
使用頻度の多い飲食店でも、十分に使っていけると確信できた。
本当に美味しいごはんを食べると笑顔になる。
人を笑顔に出来る仕事。笑顔が見れる仕事。
これなんだろうな。そう思った。
本当にみんなに自信を持ってお奨めしたいお店。
パンが美味しかった。
そして、帰りに寄ったのが東急ハンズ。
福井県にも欲しい。
市長が何でもひとつ願いを聞いてくれると言ってくれてたら、
「東急ハンズを作って欲しい!」そう答えたくなるほどだ。
モノ作りをやっている人種にとっては、楽園だ。まさにテーマパーク。
こんなお店があったら、作品の幅は格段に広がるだろう。
だが、もしかしたら東急ハンズのようなお店がないから、今の自分があるのかもしれない。
手に入るもので工夫して試行錯誤して智慧をしぼって創り出す。
モノが手にはいらない方がハングリーになると聞いたし‥…
そして、買ってきたものがこれだ!
骨格模型と脊柱図
現在、頭の中でグルグルしている椅子のヒントがここにある。
ちょっと、レオナルド・ダ・ビンチになった気分だ。
人が使うものを作る時にはやっぱり、人の体の構造を理解する必要があるんだな。
椅子の完成を報告出来るのを楽しみにしていてください。