今日は、この前テレビを見て連絡をくれた金沢のおじいちゃんのところに納品に行ってきました。
おじいちゃんから「四角形で持ち手と箸先に滑り止めが付いていて、太めのお箸を作ってほしい。」と注文があり、数本を作って持っていきました。
わざわざ持っていかなくても、送ればいいのにと言われそうですが、わざわざ金沢まで持って行きました。
足を運んで良かったです。
今回のおじいちゃんは重度の障害を持っていて、指もかなり変形していました。私のイメージで作ったいくつかサンプルを持って行ったのですが、おじいちゃんの考える太さと私の考える太さにずれがあり、今回作った箸ではなく、いつも持ち歩いている商品サンプルの箸のひとつを選び、これがいいと言って買ってくれました。
もし、商品だけを送っていたら、おじいちゃんは自分に合わない箸が届いて困っていたと思います。
さらに、「愛bow」という箸も持って行ったので、使ってもらったところ、おじいちゃんからいろいろとアイデアが溢れてきました。普段は、スプーンとフォークと箸を用途ごとに使い分けているそうです。そこで、それを全て一体にした箸を作れないかと言われました。想像もしていなかった箸でした。イメージだけで、使いにくそうということで決して作ろうとは思わない箸です。私の想像の及ばない感覚がたびたび、お客さんから教えられます。
そして、おじんちゃんからいろいろと要望を聞いて、オーダーメイドで箸の先がフォークのようになっている箸を作ってみることになりました。
とても、ワクワクしています。だって、どんなものが出来上がってくるのか想像できないのですから。
このおじいちゃんとの出逢いに感謝します。ありがとう。

やっぱり、お箸の話が終わっても30分くらいは、人生経験の豊富なおばあちゃんのお話というおまけがついてきました。

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