火曜日に、「香りを楽しめる木の箱があったらいい。」と言ってくれていたお客さんが見に来てきれました。
私はアロマのように香りを楽しむようなイメージをしていたのですが、そのお客さんは香水を使ったもっと攻撃的な演出を考えていました。
アロマではなく香水なんです。
香水の香りで、相手をぐらぐらさせたいんです。

面白いことを考えている人です。
「シャネルの9番」というように名前で香水を売るのではなくて、「相手を振り向かせたいなら、あなたならこの香水がいいでしょう。」というように香水の持つチカラやストーリーを買ってもらうお店を始めたいというのです。

お店を始めたいんだけど、周りからいろいろ言われて‥…

それならばと、3時間くらい人生について語り合っていました。
まだまだ経験は浅くてなんの参考にもならなかったと思いますが、苦労しただけ話す内容に厚みが出てくるんでしょう。

そんな、新しいことを始めようとしている若い人の駆け込み寺になれればいいな。

話は変わりますが、
突然朝電話がかかってきて「今日椅子の脚持ってそっちに行きますわ。」
いままでメールでやりとりしていた鍛鉄作家さんが、最後は顔を合わせて話し合おうや。そうじゃないと完成せえへん。」
こちらも望むところです。

脚とご対面。
その脚に座面をのせて座ってみました。

「*:;+`@=-<.&%)$"#{!。」 感想は言えません。座るまでこの座りここちはお預けです。 そして、またも3時間以上も椅子の話から物づくりに対する姿勢まで深いことを語り合っていました。 職人としての誇り高きプライド。こういう人と一緒に仕事が出来ることを本当に嬉しく思い、とっても刺激になりました。 実際に見てみると、さらにアイデアが浮かんできて、ドラゴンボールでサイヤ人がスーパーサイヤ人になり、さらに進化するようにこの椅子も、もう一段階進化することになりそうです。 これで完成ということはないでしょうけれど、今二人に出来る最高の表現が出来ている自信はあります。 これも、お互いに遠慮せずにぶつかり合って刺激し合えた結果でしょう。 おそらく、帰ってすぐにでも作りたいと思っているはずです。 私ならわくわくして絶対にすぐに続きに取りかかっていると思います。 それが、もの作りに取り憑かれている職人の性でしょうから。 完成はもうすぐそこです。 乞うご期待あれ

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