先日、人気作家さんの暮らしが書かれている本を読みました。
どの作家さんもシンプルな作品が多く、それが人気たるゆえんであることがわかる。
私の作風はあまりシンプルというものではありません。
それが自分らしさだと勝ってに思っていました。

その揺れ動く私の心を察してか、昨日故郷の美川町から友人が訪ねてきてくれました。
その友人は、美川町の特産品「ふぐのぬか漬け」を製造販売しています。
そのお店に宮bowの商品を置いて新しい客層を開拓したい。
いろいろと話をさせてもらい。そこで売っている商品に関連したもの、珍味をのせるような小皿などを提案してみようと思っています。

のせる食材が決まっている器。さっそく、スーパーへ出掛けて糠漬けコーナーでイメージを膨らませます。
食材の色、食べる量、どんな人が食べるのか、その光景をイメージしてお皿の形、材料などを絞り込んでいきます。
その時、今まで具体的な料理をイメージして器を作っていたのか。そう振り返っていました。これまでは自分がいいと思う形のお皿を作り、このお皿にどんな料理を盛りつける?そういう提案の仕方をしていたのに気付く。これも悪くはないが、料理あっての器なんだとスーパーの魚売り場で我思う。
料理を盛りつけるのは、シンプルな器の方が料理が引き立つかもしれないと心が揺れ動く。

何事もこだわりすぎない方がいい。
柔軟に自分の芯を外さない程度にバランスをとりながら

そして、生まれたのがこのお皿たち

〈さんまの皿〉
さんまが一尾そのままのります。
長さは35cm!
油がきれるように凸凹に仕上げてあります。
その凸凹が海の波のように見えませんか。
材料も秋の味覚〈栗の木〉を使用。

さんまの皿

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈珍味の皿〉

大人な味の珍味をのせるのは、陶器よりも木のお皿が似合う。
木の持つ雰囲気と珍味は相性がいいと思う。

珍味の皿

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈菓子の皿〉
和菓子や洋菓子をのせるのにちょうどいい大きさ。
このお皿を使う時は木のスプーンやフォークも使いたい。

菓子の皿

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