この人に逢って来ました。

 
先日、この顔が日本に来ていることを知りました。
東京と京都の2カ所で「ワシントン・ナショナルギャラリー展」が開催されていたのです。
ゴッホ、ルノワール、セザンヌ、ゴーギャン、モネ、ドガ、マネ、ピサロ、コロー、ロートレック、スーラなどまさに印象派オールスター夢の競演です。

なんて贅沢な美術展でしょう。

この情報を知ってしまったら、もう居ても立っていられません。
思い立ったが吉日。すぐに逢いに行きました。

以前に東京でオルセー美術館展でゴッホの『星降る夜』を観た時に、あまりの美しさにに本当に感激して、あれ以来ゴッホの魅了されていたので、今回あの『自画像』が来日。
そうなれば、行くしかありません。

ゴッホと対話をしたかったのです。

この絵画は、1889年に制作。ゴッホが亡くなる1年前に描いた作品と言われていてます。

目の前に対峙した時の威圧感はとてつもなく、青い背景と血色の悪い顔。病をかこって痩せこけてもなお、鋭い眼光をしています。背景の青が身に纏っているオーラのように見えてきて、不気味にさえ感じるほどでした。

どのスーパースターも独自の技法を確立して観るものを自分の世界に引きずり込む。いや、確立しているというよりも自分というフィルターを通して見えた一瞬の感動した世界を切り取り、その世界へと私たちを誘ってくれます。

見えたそのままをリアルに描く写実派の絵画よりも、そのものの本質を描いているような気がする印象派が私は好きなのだろう。

沢山のことを教えてくれた先輩たちに感謝。
『人』が惹かれるのは『人』
出来上がった作品からにじみ出ている感情や想いが伝わり感動するのでしょう。

今、無性に仏さまが彫りたい。

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