愛知県名古屋市で開催された『クリエーターズマーケット』に参加してきました。
参加出展者はなんと600組!
おとなりさんが本当に素敵なお父さん(以後:飛行機少年)でした。
60代くらいですがまさしく少年。
飛行機の箸置き?のような置物を陶磁器で作っている作家さんでした。
ANA初号機、政府専用機、スペースシャトルを運ぶ飛行機600人の乗る飛行機などなど、同じカタチの飛行機の色を塗り分けて様々な飛行機を作っていました。
そして、展示の仕方も名古屋国際空港を忠実に再現。飛行機の配置から滑走路、管制塔やターミナルまで。
お客さんが「これは何ていう飛行機ですか?」と質問するすると
飛行機少年は「この飛行機はね。・・・・・」
本当に本当に楽しそうにとっても良い笑顔で飛行機について熱くお話しするんです。
そして、その話を聞いているお客さんの目が輝いてくるのがはっきり分ります。
飛行機マニアの人はもちろんですが、そうでない人もその話のとりこになってしまうんです。
楽しくて仕方ないのが伝わってくるんです。
その飛行機少年を見ているとこっちまで楽しくなってきて幸せになるんです。
この時、会場でかかっていた曲がスキマスイッチの『全力少年』でした。不思議ですね。
まさに、私の大好きな漫画・映画『ピンポン』(卓球の青春ドラマ)の星野(ぺこ)のような人でした。
とってもいいものを見せてもらいました、ありがとうございます。
この会場の横の会場では、合同就職説明会が行われていました。
一方では、個性的なアーティストが自分を自由に表現していて、その一方では若者が就職説明会のために規則正しく整列し並んでいる。
相反するような組み合わせがとっても滑稽でした。
若者の目にはどう写っていたのでしょうか。
これも、とっても対照的。
人間が作り出したまさに文明の象徴コンビナートからモクモクと延々と立ち上る煙とその上に自由気ままに風に流され優雅に浮かんでいる雲。
同じ白いふわふわしたものですがまったく違うもの。
『ピンポン』の星野(ペコ)、月本(スマイル)、風間(ドラゴン)、佐久間(アクマ)この四人の登場人物を思い出します。
ペコ:天才的な才能を持つヒーロー。自ら輝く太陽。
スマイル:才能はあるが平和主義者。太陽があってはじめて輝く月。
ドラゴン:少しの才能と努力で頂点君臨する。努力の人。
アクマ:どんなにだれよりも努力しても才能がない凡人。
大好きな『ピンポン』紹介でした。