昨年の12月に入ってからだったと思う。
「福井西武の美術画廊で個展しませんか?」
少し前に、大好きな棟方志功の作品が数百万円で売られていたあの美術画廊で個展なんて、恐れ多くてまだ自分には早いと思って断りました。
日程的にも、一ヶ月もなかったので次回にお願いしますと
しかし、翌日に
「もう一度考えてくれませんか?こんな機会は次にいつあるか分かりませんよ。」
少しだけ、断って後悔していた自分がいた。
せっかくのチャンスに挑むことをせずに見逃す。
今までも、こうしたチャンスをつかんでここまで運良く仕事をしてこれていることも良くわかっている。
失うものなんてないし、美術画廊に似つかわしくないと思われようとも、今の自分に出来る精一杯の作品で勝負しよう。
今、階段を上るチャンスかもしれない。新しいステージの扉がそこにあるのに
そして、思い切って
「個展やります!」
神様が次のステージを少し見てこいって与えてくれたチャンス。
サッカーの天皇杯で、高校生がプロチームと試合するようなもの。
ちょっと詰め込みすぎた…
画廊は、作品をゆったりと展示して、スポットライトを当ててすっきりシンプルにして高級感演出するんだろうけど、いつも悪い癖が出てる。
最終日が終わった後に、あそこで断らずに決心して良かったと思えるように、
そして、また声を掛けてもらえるように、
もうしばらく、あがいてみます。
I’be back.