別冊太陽「縄文の力」

新年最初の出逢いは、この本だった。

縄文やアイヌなどの文様に強烈に惹かれる。
なぜ、あの文様が生まれてくるのか?あの文様の意味は何なのか?

もしかしたら縄文時代のような暮らしをすれば、その意味が分かるかもしれないが、気候も違えば食べ物も動物も違う。
全くあの時代と同じ生活をすることは不可能に近い。

それならばと思い、模様をまねして彫ってみた。
写真を見ていただけの時とは、明らかに違う見え方がしてくる。

面白い。

ぐるぐる、なみなみ、じぐざぐ、そしてまた、ぐるぐる…

この「縄文の力」の巻末に縄文土器を芸術作品として高く評価したのが岡本太郎であるということが紹介されていた。
そのことは、以前から知っていたが、岡本太郎の著書に「縄文土器論」というのがあるということは知らなかった。早速、図書館へ走り読んでみた。

確かに、岡本太郎の作品と、縄文土器は同じ匂いがする。どちらも強烈なインパクトありエネルギーをまき散らしている。

岡本太郎は、芸術とは知識や教養がある人にしか分からないものではない。
なんの知識もない素人が見ても、心が動かされるもの、それこそが芸術であるというようなことを述べていた。

もうひとつ付け加えておきたいのは、岡本太郎のあのビッグマウスの裏には膨大な知識の集積があるということ。
感覚だけで生きてきた人間のように見えるが、実はかなりの勉強家だということ判明した。

伝統を壊すことこそ、新しい伝統を作る。

今年も、攻めの姿勢でチャンスをつかみ取りに行く!

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