これまで何度も愛bowのモデルチェンジをしてきた。その度に、気になる部分を改良し発表してきた。新しいことに挑戦し、問題を解決してきたつもりだ。

しかし、「コストがかかりすぎる。」「精度がでない。」そんな理由を言い訳に、技術的あきらめていたことも少なからずあった。

だがようやく、10年の歳月をかけて経験してきたこと、自分の技術が向上したことで今回の箸では、それらの問題を解決することに挑戦し、乗り越えることに成功した。

間違いなく歴代最高傑作である。

今回は、Miyabow専属作業療法士の力を借りて、試作品をドクターや医療関係者に実際に手にしてもらい、専門家の意見を聞かせてもらった。それらの意見を集計した報告書をもとに、試作品にフィートバックし、最終的な完成形に辿り着くことができた。医療現場は、コロナウィルスの影響で忙しいにもかかわらず、協力してくれたみなさんに感謝したい。

完成形に至るまでに様々な形状を試作し、握り具合や使いやすさを検証した。

左の2膳が緑色の箸が最初の試作品。
残りの赤い色の箸が報告書をもとにした試作品の数々。

ようやく、完成した箸は、これまでの箸より美しく、使いやすく、軽く、丈夫な箸に生まれ変わった。

そして、商品名も「愛bow」から「希望の箸」へと改称した。

箸を諦めていた方々の最後の希望になることを祈って。

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